プロポリス

プロポリスってなに?

プロポリスってなに?

プロポリスの語源はギリシャ語の「プロ(Pro):~の前、衛る」と「ポリス(Polis):都市」に由来し、"蜂の都市(巣)を衛る"という意味で名づけられたと言われています。ミツバチはプロポリスを巣の入り口や隙間に塗り付け、外敵や微生物、有害菌などの侵入を防ぐと言われています。
また、プロポリスには巣の中で発生したカビや細菌などの繁殖を抑え、衛生状態を保つ効果があるとも考えられています。ミツバチはプロポリスの持つ優れた作用を使って、自分たちの健康や生命を守っているのです。

プロポリスの歴史

プロポリスの歴史

プロポリスはミツバチだけでなく、人間にとっても有用な作用を持っています。古代ギリシャの哲学者であるアリストテレスは、文献の中でプロポリスを「皮膚疾患、切り傷、感染症の治療薬」と記しています。古代ローマの博物誌には、「トゲの摘出、神経痛、皮膚病に有効である」との記述も残されています。
また、古代エジプトのピラミッドの中で眠るミイラには、防腐剤としてプロポリスが使われていたそうです。その他にも世界各地でプロポリスの薬効が注目され、民間伝承薬として繁用されてきた記述が残されています。

現代においては、プロポリスの生理作用が注目され、医療を始め、多くの分野でその研究が進められています。プロポリスが持つ「抗生物質のような作用」は比較的古くから明らかにされていますが、近年はその「抗酸化作用」にも注目が集まっています。

プロポリスに含まれる成分

プロポリスには、私たちの健康に有用な栄養素や成分が多く含まれおり、組成成分は周囲に自生している植物によって異なります。その内訳は、一般的に樹脂や膠質(フラボノイド、フェノール酸など)がおよそ40~55%、蜜蝋(植物由来脂質、脂肪酸など)がおよそ20~40%、油脂(精油など)がおよそ10%、花粉(タンパク質、遊離アミノ酸など)がおよそ5~10%であり、その他ビタミン類、ミネラル類を始め、およそ数十種類とも、数百種類とも言われる成分が含まれています。その中でも、主成分であるフラボノイドやフェノール酸に関しては研究が進んでおり、その有用性に期待が寄せられています。

プロポリスの組成成分

プロポリスのチカラ

ミツバチは新芽、つぼみ、樹皮などから集めてきた樹液、樹脂、植物色素系物質を原料にして、プロポリスを作ります。植物の樹脂には傷つけられた箇所を守る役割があり、優れた抗菌作用を持つ成分が含まれています。また、新芽やつぼみには微生物などから芽を守る「抗菌作用を持つ物質」が存在します。

プロポリスのチカラ

さらに、自然界に生育する植物は常に酸素や紫外線にさらされており、絶えず発生する活性酸素から身を守らなければなりません。そのため、植物は抗酸化力を持つポリフェノール(フラボノイド、フェノール酸など)を産生していると考えられています。ポリフェノールとは自然界に生育している植物に含まれる色素や苦みの成分で、その数は数千種類にも及ぶと言われています。ミツバチが作り出すプロポリスには、こうした植物のチカラが活かされていると考えられています。

プロポリスの抗炎症作用

プロポリスには抗炎症作用があります。
昔の人々はプロポリスを切り傷や火傷、色々な皮膚の疾患の治療に使っていました。
近年ではプロポリスの成分が徐々に解明されてきて、これらの抗炎症作用の薬効成分がフラボノイドやカフェ酸であり、炎症の原因と拡大に係っている生理活性物質のプロスタグランジンの生成を妨げていることが分かっています。

プロポリスの抗炎症作用

身体の炎症の原因は、細菌やウイルスなど微生物によるものや体内の免疫システムの異常に起因するアレルギーによるもの、熱や放射線などの外部からの物理的な刺激によるもの等があります。炎症には痛みや腫れ、熱、機能障害などを伴いますので、それが治って行く過程では鎮痛作用によって痛みをやわらげ、腫れや熱を鎮め、炎症の原因を取り除けばいいのですが、プロポリスにはこれらに関連するすべての作用が備わっているようです。
プロポリスの抗炎症作用は強力で、それを体験した人はその即効性・卓効性にとても驚かれるようです。

プロポリスの免疫賦活作用

免疫とは病原菌やウイルスなどの外敵の侵入を防ぎ、体内にできた害をもたらす細胞を除去するという自己防衛機能です。体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌・ウイルスなどを常に監視し撃退するため、いくつもの免疫細胞が協調しあって働いています。その免疫機能が低下すると人はすぐに病気になってしまいます。

プロポリスの免疫賦活作用

プロポリスの免疫賦活作用は免疫細胞であるマクロファージやT細胞、NK細胞などの機能を回復して活性化し、弱った免疫力を強化します。自分は身体が弱いな、すぐに風邪を引くな、などと思っている人は免疫機能が弱っているのかも知れません。プロポリスを試してみてはいかがでしょうか?
また同時に、行き過ぎた免疫を抑制し、アレルギー反応を起こしている免疫細胞の働きを調整し、免疫機能を正常化する自動制御装置のような働きもすると言われています。

プロポリスは人体にとって常に穏やかで、有効に作用するのが特徴です。

参考文献

  • 松香光夫「プロポリス研究のこれまでとこれから」ミツバチ科学19巻2号1998年4月
  • Palma M.S、Malaspina O「プロポリスの組成と生理活性に関与する物質の構造と活性」ミツバチ科学19巻2号1998年4月
  • 中村純「プロポリスはどこから来るのか」ミツバチ科学19巻2号1998年4月 藤本琢憲、中村純、松香光夫「成分分析からみたプロポリスの多様性(1)」ミツバチ科学22巻1号2001年2月
  • 熊澤茂則、中山勉「プロポリスに含まれるポリフェノール成分と抗酸化性」ミツバチ科学22巻1号2001年2月

プロポリスの健康情報(掲載論文)

このページの先頭へ戻る